金の糸銀の糸
- 素材:ダイヤ K18 WG
ハプスブルク家に伝わる衣装や、トプカピ宮殿に残された王家の衣装には、金糸や銀糸を使って全身を豪華に演出したものが見られます。糸で縫ったり刺繍をしたりしたその先に、エメラルドやルビーなどの貴石が数多く縫い込んである華麗な衣装もあります。タペストリーや絨毯、織物や刺繍など、ヨーロッパの"糸"に携わる職人の高度な"手わざ"には感服します。
そうした衣装や“手わざ”を目にして、胸のあたりにベルベットやシルクをしわめて、それを金糸・銀糸で止め、その先にダイヤがぶら下がっている情景をブローチにしてみました。
ブローチとして止めるだけではなく、服を挿し込むことができるようにもしていますので、イブニングドレスやカクテルドレスの胸元に挿し込んでいただくことができます。あるいは胸高のサッシュベルトに挟んでつけるなどの演出も可能です。
技法的には“縛る”がテーマになっていますが、このように、あるイメージから出発して作品を創る中で、新しい技法が生み出されるという喜びを味わうことができるのも、工芸品づくりの楽しさのひとつでしょう。
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